改めて考えたい“本当に価値のある物件”

バンコクで不動産事業に携わって約17年、そして今年でタイ在住24年目を迎えました。
ヨシダ不動産 副社長の戸田です。
最近、タイやカンボジアなどで、日本人向けの海外不動産セミナーや、日本語での投資案内を目にする機会がかなり増えてきました。
海外旅行や日系企業の海外進出が増え、海外そのものが以前より身近になっている現在、海外投資への関心が高まるのは自然な流れだと思います。
また、日本語で説明を受けられることで、海外投資へのハードルが下がること自体は、とても良いことだとも感じています。実際、日本国内だけでは得られない魅力や可能性が、海外市場にはあるのも事実です。ただ一方で、「日本語で説明されているから安心」、「海外だから必ず伸びる」という考え方には、少し注意も必要ではないかと思っています。
不動産は“ローカル資産”

海外不動産は、日本の不動産と同じ感覚では判断できません。
不動産はグローバル商品に見えて、実際は非常にローカル性の強い資産です。
その国ごとに、文化、歴史、法律、宗教、国民性、政治、富裕層の価値観などが大きく異なります。
つまり、「日本ではこうだから」という感覚が、そのまま通用する訳ではありません。
海外不動産は、その国を理解しようとする姿勢が非常に重要だと思います。
“日本人向け販売”だけで判断するのは危険

最近は、日本語だけで販売されている海外物件も増えています。
もちろん、日本人にとって購入しやすいというメリットはあります。
ただ、不動産の価値を長期的に支えるのは、やはりその国の実需です。
例えば、
- 地元富裕層からの人気
- 実際の居住需要
- 長期的な賃貸需要
- 都市としての成長性
などは非常に重要になります。
不動産は最終的に、「その国の人が欲しいと思うか」が価値を支えるからです。
例えばタイであれば、
- タイ人富裕層が住みたいか
- 本当に便利な立地か
- 長期的に競争力があるか
を見なければなりません。
私はタイ不動産そのものには、今でも十分魅力があると感じています。
“日本人向け販売”だけで判断するのは危険の理由とは?

まず、東南アジアの中心都市としての成長を考えてみましょう。
私なりに思いつくのは
- 日本より高い利回り
- 外貨資産としての分散効果
- 富裕層人口の増加
- インフラ整備の継続
- 海外企業進出
- 観光・医療・長期滞在需要
など、多くの強みがあるからです。
また、タイは東南アジアの中でも比較的外国人が生活しやすく、日本人コミュニティや生活インフラも整っています。
そういった“実際に住みたいと思える都市力”も、バンコクの大きな魅力だと思います。
特にバンコク中心部では、
- Asok
- Phrom Phong
- Thonglor
- Ekkamai
- Lumpini周辺など
外国人だけでなくタイ人富裕層からの需要も非常に強いエリアがあります。
さらに、
- One Bangkok
- Dusit Central Park
のような大型再開発も進んでおり、都市そのものの魅力は今後さらに高まる可能性があります。
海外投資=不動産だけではない

もちろん、資産分散という意味では、不動産だけを見る必要もありません。
例えば、
- 金(ゴールド)
- 米国株
- Bitcoinなど暗号資産
- 日本国内不動産
なども、それぞれ魅力があります。
だからこそ、「タイ不動産だけ」ではなく、「複数資産を分散して持つ」という考え方が大切だと思います。その中の一つとして、タイ不動産は十分魅力的な選択肢になり得ると感じています。
まとめ

海外不動産は、高利回りや華やかな広告、日本語セミナーだけで判断するべきではありません。本当に重要なのは、「その国の人が、本当に欲しいと思う資産か」という視点だと思います。タイ不動産も、正しく選べば非常に面白い市場です。
- 本当に立地が強い
- タイ人需要がある
- 長期競争力がある
特に、上記3つのポイントを考えるとタイの不動産は、今後も十分可能性があると感じています。
実際にタイで長く不動産に携わっていると、“広告上の利回り”だけでは見えない部分も多く感じます。
だからこそ、数字だけではなく、
- エリアの空気感
- タイ人から見た価値
- 実際の賃貸需要
- 将来の競争力
まで含めて見ることが大切なのではないでしょうか?
海外投資が身近になった今だからこそ、“流行”ではなく、“本質”を見ることが重要だと感じています。