タイの物件購入後に大切なこと 〜テナント付と売却の現実〜
弊社には、弊社を通じて購入されていないオーナー様からも多くのお問い合わせをいただきます。特に多いのは「テナント付(賃貸)」のご相談で、次に「売却」に関するご相談が続きます。
タイの不動産は「タイの市場構造」を理解することから

タイで物件を購入されるということは、タイ国内の土地や立地、価格帯を前提にした判断が不可欠です。どんなに魅力的な物件に見えても、そのエリアに賃貸需要がなければ、テナント付は難しくなります。
「テナントがつかない=悪い物件」ではない

タイ人の多くは自己居住やキャピタルゲイン(値上がり益)を目的として物件を購入します。そのため、賃貸需要が低いエリアでも売買が成立することがあり、外国人投資家にも人気のある物件も存在します。ただし、そのような物件は短期的に利益を出すのが難しく、長期保有を前提とした投資となる傾向があります。いわば「テナントは付きにくいが、長く持てば値上がりが期待できる物件」です。
一方で「テナントがつきやすい物件」も

逆に、賃貸需要の高いエリアの物件は安定した家賃収入を得やすい反面、キャピタルゲイン(売却益)は限定的な場合もあります。つまり、「短期的な収益性に優れるが、価格の上昇は緩やか」というタイプです。
実際のエリア別傾向
以下は、バンコク・シラチャを例にした傾向の一部です。(写真はイメージです。)
バンコク中心部の高級マンション

購入価格が高く、家賃も高いため、賃貸利回りはおよそ 3%前後。ただし、プレミアムロケーション(エリアの例 – ランスアン〜ラチャダムリ等)のため、将来的なキャピタルゲインが見込めるタイプの物件です。
日本人が多く住むエリア(トンロー、エカマイなど)のマンション

現在は賃貸需要が旺盛で、5%前後の利回りが期待できます。一方で、供給数が多く、築年が経つと駅近や設備面などで競争が激しくなり、賃料に差が出やすい傾向があります。
シラチャのマンション

現在の賃貸利回りは約7%前後と高水準。
ただし、地方都市のため、工業団地の動向や政府の産業政策の影響を受けやすいという特徴があります。
バンコクの不動産売買の際は、お気軽にお問い合わせください。
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