大通りに面した場所の価値

バンコクで不動産事業に携わって約17年、そして今年でタイ在住24年目を迎えました。
ヨシダ不動産 副社長の戸田です。
今回はバンコクで不動産を選ぶうえで、私が最も重要だと考えている「立地」、つまり土地の価値についてお話しします。1999年に BTS が開通した当初、電車は決して主流の移動手段ではありませんでした。
当時はバスの運賃が非常に安く、多くの人にとってBTSは「割高な移動手段」だったからです。それが現在では、ラッシュ時には駅構内に入ることすら難しく、電車を何本も見送らなければならないほどの混雑が日常になりました。背景にあるのは、タイ人の所得水準の向上と、「時間の価値」が高まったことです。
渋滞で到着時間が読めない道路や、いつ来るかわからないバスを待つよりも、多少運賃が高くても、時間が読めて快適で、スケジュールを立てやすい移動手段として、BTSが選ばれるようになりました。この時間価値の変化は、そのまま不動産の価値にも直結します。
立地が重要だと言われる理由は、突き詰めると「建物が建っている土地の価値が重要」という一点に行き着きます。外国人が購入可能なコンドミニアムは区分所有ですが、購入しているのは建物の一室だけではありません。
その建物が建っている土地の一部を、区分として保有している という点が非常に重要です。もちろん、建物のグレードやデザイン、共用施設、管理状態も大切な要素です。
ただし、不動産の本質的な価値を左右するのは、まず「どの土地に建っているか」 です。日本では、駅から少し離れた通りの奥に入った静かな住宅エリアに価値が見出されることもあります。
一方で、バンコクでは事情が異なります。バンコクでは、大通りに面し、交通の便が良く、生活利便性の高い立地が高く評価される傾向があります。
なぜなら、そうした土地はもともとの 土地価格が高く、需要が集中しやすい からです。
土地の力を感じやすい、コンドミニアムの紹介

BTSは大通りの上を走り、駅も基本的に大通り沿いに設けられています。
そのため、「大通り × 駅近」という条件を満たす土地には、人の流れと需要が集中し、不動産価格にも反映されやすくなります。
実際にスクムビットエリアで、「土地の力」を感じやすい物件をいくつか挙げてみます。
The Esse Sukhumvit 36
中古物件では、The Esse Sukhumvit 36 が代表的な例です。
BTSトンロー駅の駅前に立地し、スクムビット通りという大通りに面した希少性の高い土地条件を備えています。自己利用・賃貸のいずれにおいても評価されやすい、土地の強さを感じる物件です。
Muniq Prompong
同じくスクムビットではMuniq Prompong も非常に立地の良いプロジェクトでした。
BTSプロンポン駅至近という土地条件から人気が高く、現在はほぼ完売となっています。
土地の良さが、そのまま需要と評価につながった好例と言えるでしょう。
STILL Sukhumvit 20
そして、新規物件として今後に期待できるのが、STILL Sukhumvit 20 です。
スクムビット通り沿いという希少な立地に加え、周辺環境とアクセスのバランスも良く、中長期的に見て成長が期待できる優良な土地条件を備えたプロジェクトだと考えています。
これらの物件に共通しているのは、建物のブランドや仕様以前に、「土地の条件が非常に強い」 という点です。もちろん、自己利用を前提とする場合は、「自分が好きな立地か」「静かに暮らせるか」といった感覚を優先する考え方も大切です。
しかし、賃貸や将来的な売却を視野に入れた 投資目的の物件選び において、私が最も重視しているのは、やはり 土地 です。建物は年月とともに古くなりますが、土地は動かず、価値の源泉であり続けます。
だからこそ、コンドミニアムを投資として考える場合には、「建物を見る前に、まず土地を見る」この視点を持つことが、非常に重要だと考えています。
尚、気になる物件がございましたら、お気軽にお問い合わせください。