バンコク・お部屋選びマニュアル④

どの住まいに決めたら良いか分かりやすく
細かくご説明します

更に考えたいこんな事あんな事
より完璧な住まいを目指して
細部に渡り理解を深める事で、より確実な物件選びが可能となります。では、どんな点に配慮すればいいのでしょうか?
単身世帯
通勤に便利な場所である事が第一ですが、その他にも日本食店や日系スーパーが近所にあると便利です。通勤の利便性は一概には言えませんが、日本食店、日系スーパーは、BTSアソーク駅からトンロー駅の間に集中しており、そのエリアの物件を選べば食事に困る事はありません。別に日本食にそれ程こだわらない、日本人ばかりいるところに住みたくない、といった方は、シーロム・サトーン地区、プルンチット地区といった選択もあります。スクンビット地区には及びませんが、それらの地区においても、日本食レストランへのアクセスにはそれ程困る事はありません。
やはりガスを使いたい
電気コンロ、電子レンジが付いているのが最も一般的で、オーブンが付いているところもあります。お料理の腕を振るうには若干物足りなさを感じる設備状況の為、「ガスを使いたい。」とのリクエストを受ける事もあります。どの物件でガスを使用できるかは調べてありますので、仲介は可能ですが、選択肢が非常に限られる、日本の都市・プロパンガス等と違い無臭の為ガス漏れを感知し難い問題がある、といった点を十分にご理解願います。どうしても欲しい、というこだわりのある方だけにお奨めしています。
洪水
2011年10-11月の大洪水は未だ耳に新しいのでは無いでしょうか?被害はタイ全土に及び、バンコク市内の一部でも冠水し、多数の住民が困難な生活を強いられた事は周知の事実です。日本人の多くが住む、スクンビット、シーロム・サトーン、プルンチットといったエリアでは、冠水はあまり見受けられませんでした。しかしながら、スクンビットソイ39の奥まったエリアは冠水し易い等の風説は今も良く聞きます。大規模な開発が進むバンコク中心部では、状況の改善が進んでおり、固定的に必ずこの場所が冠水する、といった状況は明確ではありません。物件を選ぶ際にさほど神経質になる必要は無いでしょう。
セキュリティは大丈夫?
守衛が24時間体制でマンションのゲート、又は建物入り口にて対応するのが一般的です。それに加えてセキュリティカードシステムを備えている物件も少なくありません。セキュリティカードは、通常エレベーターホールへの入場の際に使用します。エレベーターに乗っても、自分の部屋の階と共益施設の在る階にしか行けないカードを採用しているところもありますが、限られた数少ない物件のみとなっています。玄関の鍵は1つ又は2つとなっており、物件により異なります。セキュリティの信頼性の高さは、サービスアパート、アパート、コンドミニアムの順になります。サービスアパートはホテルと同等のセキュリティスタッフ及び施設を有しており、最も信頼が置けます。アパートはワンオーナーで住戸すべてが賃貸用となっている為、管理事務所による住人の掌握が徹底されています。コンドミニアムでは、家主が自ら住むケース、賃貸で借りている人が住むケースが混在しており、加えて管理事務所への報告も徹底さえていない為、住人の掌握がより困難となっています。そういった状況の中、知らない人間がより入り易い環境となっています。
網戸がない
低層階の物件でも網戸が無いケースが多々あります。エアコンが嫌いなので窓を開けて、自然の空気でヘルシーに過ごしたい、という要望も蚊の襲撃に遭遇し断念せざるを得ない事もしばしばです。タイではデング熱等の風土病も、時期によって多発しますので注意が必要です。エアコン嫌いの方には、高層階のお部屋、もしくは網戸を備えたお部屋の選択をお奨めします。
どうするシロアリ問題?
亜熱帯気候のバンコクでは、シロアリの問題が日常茶飯事に発生します。アリと呼ばれていますが、英語ではターマイトの名で呼ばれゴキブリの一種となっています。アゴが非常に強く繁殖力も強い為、瞬く間に大量発生し、ベニヤ板でできた木製の机、化粧ダンス等の家具は平気で食べてしまいます。食べ残した食物をテーブルに放置すると、目を離している隙に大量に集まっていたりします。予防をするには、食べ残しを置きっぱなしにしない、マンションが定期的に実施する害虫駆除サービスを受ける等がいいでしょう。このサービスは定期的に受けませんと、いつの間にか再び戻ってきて大量発生したりしますので、油断は禁物です。
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